Flandineの物語
Flandineの生涯は、時代に翻弄されながらも力強く生き抜いた、ひとりの女性の希望と悲哀の物語です。
1914年、フランスの小さな田舎町に生まれた彼女は、二度の世界大戦という、激動の時代の中で人生を歩むことになります。
女性の自由が制限されていた時代、彼女はパリを中心に花開いた、新しい芸術と自由の気風に魅了され、いつか自分自身のアクセアリーを世界中へ届けることを夢見ます。
彼女は誰もが特別な魅力と個性持っていると信じ、それを自由に開花させることを願っていました。
夢を追い続けた日々
2度目の世界大戦が暗い影を落とし始めた1939年。
彼女はハリネズミの一家、"ラッセル家″の家政婦として生計を立てていました。
家政婦として働く傍ら、彼女は自らのアクセサリーで少しでも誰かに幸せを届けたいと願い、蚤の市でこつこつと作品を販売していました。
ラッセル家の一人息子であるハリー(ハリネズミ)と、その同級生のエイコン(リス)、フィンリー(ウサギ)。
後に「Flandine's Little Wagon」を立ち上げることになる3匹は、困難な時代にあっても希望を失わず、ひたむきに夢を追い続ける彼女の姿を、すぐそばで見つめていたのです。
Flandineの友人たち
アナグマのウォルターとは、近所の幼馴染として共に育ち、生涯に渡ってお互いを支え合いました。
第二次世界大戦が勃発し、ウォルターが兵役に就いた1939年。Flandineは遠く離れた彼の無事を願い、毎晩欠かさず祈りを捧げていたといいます。
一方、コマドリのヴィクトリアは、Flandineの夢を誰よりも応援する熱心なファンの一人でした。
Flandineが生み出すアクセサリーの独創的な感性と、その一つひとつに込められた想いに魅了された彼女は、蚤の市が開かれるたびにFlandineのもとを訪れ、彼女との交流を深めていったのです。
旅のはじまり
1944年、Flandineは戦火に巻き込まれて非業の死を遂げます。
どれほど困難な時代にあっても希望を失わず、周囲の人々に勇気を与え続けた彼女。しかし、その夢は志半ばにして断たれてしまいました。
それから10年後、ラッセル家の一人息子ハリーを中心に、Flandineを慕う5匹の仲間たちによって、小さな移動式のアクセサリー店「Flandine's Little Wagon」が誕生しました。
彼女が遺したアクセサリーへの情熱と、誰もが持つ特別な魅力と個性を大切にする想い。そのすべてを受け継いだ5匹は、Flandineが果たせなかった夢を叶えるため、小さなワゴンとともに旅へと出発します。